エックスロンは鋼の長所を生かし、TPOフィルムで被膜することで耐候性、耐薬品性を画期的に向上させた屋根用鋼板です。しかも、ジョイントを熱風融着で一体化した防水工法をエックスロン防水といいます。
国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されています。
「エックスロンはスガ漏れの問題が深刻化している北海道・東北地区の無落雪屋根に最適です。ジョイント部を熱風融着で密閉することで、水密性を飛躍的に向上させた屋根葺工法」と紹介されました。
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エックスロン鋼板の重ね目を熱風融着で一体化したものをダブル融着工法といい、完全防水製品となります。ダブル融着の防水性能を示すために、エックスロン鋼板で箱を製作(1.0m高さ50cm)しました。隅仕上げは、全てダブル融着工法で納め水量300kgの水張り試験を行ないましたが、完全な防水性能となっております。
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エックスロン鋼板1.0m×80cm×高さ50cm |
エックスロン鋼板を折り曲げリベットで止めました。 |
熱風融着の現況写真
エックスロン鋼板の立馳長尺葺の施工例(札幌市)
エックスロン鋼板は、その性能が耐候性や耐食性・耐薬品性に優れていますので、屋根の防水製品のみならず海岸地帯や工場地帯での屋根及び外壁材としてお奨めします。
エックスロン防水のダブル融着工法をご説明します
スノーダクト屋根の場合
全てエックスロン防水で施工しています。排水が詰まった場合でもプ-ル状態になるだけで、室内へ漏水しない構造です樋もエックスロン鋼板から表面のサビは発生しません。
プ-ル状態になっても内部に漏水しません。
(完全防水)
屋根の葺替え工事の場合
従来の鉄板に断熱材を敷きます。但し、高温度で融着しますので硬質 ウレタンホ-ムなど耐熱性の断熱材を使用します。
新築工事の場合
野地板にエックスロン鋼板の裏面保護材としてアスファルトル-フィングなどの下張りを行ないます。
ダブル融着工法
エックスロン鋼板(鋼板0.4㎜)の歪みを減らすようにビスで締結して仮葺きします。帯EPシ-ト150㎜で重ね部の両端を自走融着機で熱風融着します。自走融着機で操作出来ない箇所はハンドの融着機を使用します。融着した帯EPシートの端部はシ-ムコ-クを充填して完了します。
スノーダクトの落し口はステンレス製を使用します。
パラペット及び立上げも熱風融着で一体化します。
エックスロン鋼板の色は、「クールブラック」と「ライトグレ-」の二色です。