帯広ライセンス講習会を開催

平成24年度エックスロンW融着ライセンス講習会の帯広会場が4月8日より帯広職業能力開発センタ-で開催された。帯広会場の受講生は9人で、開校式では佐藤会長がエックスロン防水とライセンス講習会の経過とエックスロン防水の実績と多様化について語り、前屋主任より講習内容の具体的な作業手順を話して、講習作業に入った。事前講習3日間を終え4月15日から試験講習3日間となる。試験講習に本社技術部から、遠藤防水グル-プ長、櫨川、須之内防水代理が試験官で来道し、厳しく指導した。
試験結果は、8人が合格、1人の不合格者となったが追試試験を行い全員が合格した。

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エックスロンW融着のライセンス講習は「ハイタフシ-ト防水の有資格者が行う」が、三晃金属工業の資格条件となっているが、エックスロン会の設立に伴い、北海道で型売が開始となり、全道一円で販売することになったが、ハイタフシ-トの有資格者は道央地区に集中しており、全道一円の販売実現が困難と判明した。本社並びに北海道支店と協議して、北海道特例のエックスロン講習会を行うことになる。特例は、ハイタフシ-ト防水の無資格者を対象に融着技能を取得する目的で、事前講習を含めて10日間の講習を行うこと。而も、本州では施工できない等の条件で開始となったが、今年度を含め三回実施して90人の資格者誕生から全道一円の販売と施工が可能となり、初期の目的は果たしたことになる。本来、ハイタフシ-ト有資格者を対象にエックスロン講習会を行うべきところであったが、今日まで実施できず平成14年度からエックスロン防水が開始となったが、現在の施工ミス等のクレ-ムは、ハイタフシ-トライセンス者が行ったものが大部分を占める。同質素材のハイタフシ-トと違い、エックスロン防水は、鋼板とシ-トの異質素材の融着で融着難度は高度となり、而も、異質素材の伸縮の問題もあり高度の融着技術、技能が必要となる。今後は、本社方針に従い、ハイタフシ-トのライセンス講習会を行い、次いで エックスロン講習を行うことになる。

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自走融着機のTジョイント融着の講習状況

講習会で自走融着機のTジョイント部の融着が完全なものに至らず、本社技術部で融着機の改良改善を行うとのこと。この問題は、昨年より問題提起していたが、本州ではエックスロンW融着の施工実績が少なく見逃されていた。今回、本社技術部防水チ-ムが確認して、シ-トが厚く、硬い製品となり従来の自走融着機が押さえる能力不足と判定し改善する方向となったが、北海道では自走融着に代えてハンド融着で万全な体制をとっている。省力化の問題もあり早急な改善が望まれる。これらも含めエックスロン防水は、伸縮に伴うシ-トの亀裂や融着不良等の問題が山積しており施工業者が苦慮しながら品質を担保しているが、本社技術部の技術援助が待たれる。平成14年度に北海道でエックスロン防水W融着工法を開始して35万㎡の実績と北海道新幹線大型車両基地等の施工に着手している。今後、北海道新幹線駅舎等の大型工事も控えており、道内土木建築工事の脚光を浴びる防水工事から一層の進展が期待される。
それに相応しい品質を提供することが、我々に課された使命と考える。

今回の合格者            敬称略

音更町 (有)高島板金工業 千葉  睦
大西板金 大西 涼介
幕別町 (有)田中板金工業 田中 俊行
士幌町 田中建築板金 田中 純一
清水町 マルトク建板 徳田 剛士
釧路町 石川板金㈱釧路支店 渋谷 一仁
北見市 ㈱松浦板金工業所 八木沼 孝
北晃板金(有) 宮島  誠
大空町 (有)中嶋板金店 宮本 篤司

☆今回も融着技能指導で(有)谷板金工業の谷正一氏に依頼した。

以上

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