北三友会 第65回定時総会

 北三友会は「第65回定時総会」を令和6年3月7日(木)14:00より 札幌 定山渓温泉 定山渓ビューホテルにて執り行った。  

来賓に三晃金属工業㈱取締役上席執行役員技術本部副本部長の長野様、執行役員北海道支店長 の雄鹿様、技術本部工事総括部長の眞子様、三友会全国連合会副会長原子様、北三友会 津島相談役 らをお迎えし、総勢90名を超える総会となった。  

総会に於いて

千葉会長

 「今回は5年ぶりに北三友会のホームグラウンドともいえる定山渓温泉での開催となりました。
まず年明け早々に発生しました能登半島地震により被災された方々にお見舞いを申し上げると共に、 1日も早い復興をお祈りいたします。
また平素より、施工はもとより、安全活動などの事業に対しご協力をいただき厚く御礼申し上げます。 三晃金属工業北海道支店と力を合わせてこの1年確かな実績を上げて来たのも会員皆様の協力の賜物 であると、重ねて感謝申し上げます。  
しかしながら、最重要課題でありますところの安全については、誠に残念ながら、1件の重大災害を発生 させてしまいました。痛恨の極みであります。今期も残すところひと月弱であります。会員の皆様方には 二度と同じような災害を起こさないよう、これから更なる災害防止活動に努めて頂きたいと思います。
今我々の周りはデジタル技術の飛躍的な進化に伴いかつてないほどのスピードで変化し続けています。
又私達を取り巻く環境も一段と厳しさを増す中、アンテナを高くして情報を収集、共有し対応して頂きたい。  確かな横のつながり、協調と友愛をもって更なる会の発展に邁進していく所存ですので、会員皆様方の 益々のご協力をお願い申し上げます。」  

雄鹿執行役員北海道支店長

 「今年度も残りひと月弱となりました。今期の北海道の市場環境は新築確認申請着工面積の減少、 10~1月の工場、倉庫においてはなんと48%減と大変厳しい状況でありました。  
そのような環境下におきまして、三晃金属は改修工事や型売り成型販売等に注力し、契約、売上とも 順調に推移しました。また来期以降も例年の1.5倍ほどの契約残を抱えており、合わせて今後発注が予定 されているラピダスや北海道新幹線関連、乳製品工場、ホクレン関連等の大型物件につきましても受注 出来る様尽力してまいります。  
北三友会さんは正会員2社、青年部11社と確実に会員が増加しています、今後も三晃金属ともに力を 合わせて成長していければと思っております。  
反省といたしまして、1件の重大災害が発生してしまいました。来年度こそ二度とこのような事故を起こ さないよう安全パトロールの実施など北三友会と共に活動してまいります。」  

この後、函館部会足立竜二氏を議長に選出し、令和5年度事業報告、会計報告、令和6年度 事業計画案、会計予算案等全ての議案が承認された。
青年部、エックスロン会の報告の後永年勤続表彰が行われた、表彰社は以下の通り。

事業所名表彰内容
㈱佐藤板金工務店60年勤続
㈲乾金属工業60年勤続
㈱松浦板金工業所60年勤続

取締役上席執行役員技術本部 長野副本部長  

「北三友会の皆様には平素より大変お世話になっております。
当社の概況としては今期、契約、売り上げ、契約残共前年度を上回れそうな見通しであります。
これもひとえに三友会皆様方の常日頃のご協力のおかげと感謝しております。  
一方安全につきましては、全国で2件の死亡災害が発生してしまいました。我々は一丸となって再発の 防止に向けてあらゆる施策を講じ、実行していく必要があります。  
我々の会社は工事会社であります。その評価は当然品質にあります。昨今品質改ざんやその検査結果 の虚偽などが報告されており、それにより企業に多大なダメージを受けることとなっています。責任施工 というスタンスで、安全作業で高品質な屋根、壁材を作っていくということを改めて認識する必要がある。
又、新製品の開発や、施工体制の拡充、全取引の電子決済化などの施策を講じてきています。また今年 5月よりクラフトアカデミーと称する板金職人を養成する機関もスタートします。少しづつ着実に進めます。 強い三晃、魅力ある三友会であるために共に成長して行ける様努力してまいりますので、今後ともご協力 よろしくお願いいたします。  

式典では来賓として
三晃金属工業㈱代表取締役社長 佐藤様、取締役副社長 青木様、専務取締役営業本部長 堤様、 取締役技術本部副本部長 長野様、北海道支店長 雄鹿様、技術本部工事総括部長 眞子様。 日本製鐵㈱北海道支店長 柳岡様、日鉄鋼板㈱北海道支店長 南様、北海鋼機㈱代表取締役社長 村田様。三友会全国連合会副会長 原子様、北三友会津島相談役らをお迎えして行われた。  

津島相談役

来賓を代表して
三晃金属工業㈱ 代表取締役社長 佐藤様より  

「北海道はラピダス関連やインバウンドによる観光客の増加等大変注目されており、経済環境の状況が 活気を取り戻しつつあり、頼もしく思っております。  
私が昨年一番嬉しかったのは、北三友会青年部に新たに11名の会員が加入されたことであります。 その力は次世代を担う宝物であり、この動きが全国の三友会にも広がりつつあります。  
一方、残念な事故で二人の仲間を失ってしまいました。「災害に特効薬なし」と言われます。しっかり対策 を立て、リスクをひとつづつ減らす努力を続けて行くことが必要であろう。  
今年は、週休二日制への対応など労働条件の環境が変わる年であります。業界としての課題は山積し ておりその動向をしっかりと見守っていかなければならない。今期の契約残は過去最高となっており良い スタートを切ることが出来るが、来年度の三晃の課題は工事力の強化であり、クラフトアカデミー等も活用 して、安全、品質、工期どれをとっても三晃でしかできないような力をつけて行きたい。」

最後に自身今期限りでの退任を報告し、皆に感謝の意を述べられた。また後任として青木副社長の紹介 をされて挨拶を締めくくられました。  

三晃金属工業㈱ 青木副社長

その後、日本製鐵㈱の柳岡支店長、三友会全国連合会原子副会長からもご祝辞を頂戴し、最後に 4月より新社長となられる青木副社長よりご挨拶をいただいた。    

日本製鐵㈱ 柳岡支店長

各種表彰と記念品の贈呈が行われた。表彰は以下の通り。

令和5(2023)年度施工協力表彰

部会会社名
札幌㈲木島板金工業
札幌㈱ナミキ
帯広㈱田中建築板金
釧路工藤金属工業㈱

令和5(2023)年度優良職長表彰

部会氏名会社名
札幌加藤 博志㈲加藤塗装工業
旭川大平 健二㈲大舘板金製作所
北見鈴木 尚樹㈲小野寺板金工業
帯広赤川 央訓㈱赤川板金

最後に北三友会宇治副会長による「ガンバロー」の発声により無事閉幕した。 なお翌3月8日、同ホテルにて、第27回北三友会青年部総会も執り行われました。

以上文責 北三友会副会長 赤川政男

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