北三友会安全パトロ-ル 札幌部会

日  時 平成23年8月1日
場  所 王子製紙㈱苫小牧工場 NUKP外販強化対策工事  元請三井住友建設㈱
北三友会 千葉会長、佐藤副会長
三晃金属 宮崎工事G長、中村行M、横山、永井、
概  況 折板Wパック490㎡、角波650㎡         施工千葉板金工業6人
折板Wパック完了、外壁工事50% 苫小牧の天候は曇り空で微風、絶好な作業条件下。
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 元請の安全対策以上に王子製紙工場の安全衛生対策がしっかりしており、足場組立、整理整頓を始め
仮養生や作業時の安全帯使用などが徹底していた。短い時間ではあったが、全作業員を集め品質と安全についてミ-ティングを行う。
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熱中症と対策
 「熱中症」とは、高温多湿作業場等で、体内の水分と塩分のバランスが崩れたり、血液の循環や体温等を調整する機能がうまくいかなくなって発症する障害の総称。めまいや失神、筋肉痛や筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、意識障害、けいれん、手足の運動失調、高体温などさまざまな症状があらわれます。政府は最高気温が概ね35℃以上になると「高温注意情報」を発表し熱中症の注意を呼びかけています。昨年は熱中症による死亡災害が33人の内建設業が13人と最も死亡災害が多い業種となっています。北海道でも1件の死亡災害が発生しています。
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「熱中症にならなかった事例」
①こまめな休憩
②朝食の際に塩分を摂る
③休憩時間に必ず飲料水を摂る
④休憩時間は長め
⑤昼に下着を替える
⑥人数を増やす
⑦しっかりと睡眠をとる
⑧深酒をしない
⑨扇風機付き作業着を着るなど、予防と対策だけでなく自らが熱中症にかからない努力が必要。
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「予防用品」
送風機付き遮熱保護帽、冷却用バンド、保冷剤入りベスト、電動ファン付きウェア、個人用冷却器
OS-1(オーエスワン)@200円薬局販売 中等度までの脱水ケアに適した経口補水液。スポ-ツドリンクでは補えない脱水ケアに適している製品。
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 工程会議で熱中症対策の説明があった。道内も温暖化の影響か暑い日が続き、体調を崩す作業員もいると思うが熱中症に掛かる者は少ないと思う。但し、施工班の中には福岡や仙台で作業をしている者もおり派遣先での熱中症が心配の毎日。気温が35、6度の日が続き、現場は工程や品質よりも暑さ対策が重要課題との報告を得ている。平成19年夏に道内施工班の作業員が広島で熱中症になり、本州パトロ-ルを行ったが道内で経験したことがない瀬戸内海特有の高温多湿を経験した。諺に「見えなければ、思うことがない」との言葉があるが、道内の施工班も他人事ではない。北海道の建設事情を考えると、夏場の本州派遣が来年にも依頼があるかもしれない。特にシート防水が関西地区で多くなり、青森の施工班が大分から名古屋へ、福岡が北海道の施工班と防水施工班が不足傾向、更に東北大震災の復興作業が今後本格化すれば絶対的な職人不足が生じる。これまで、冬期間の仕事が無い時期に本州各地の応援に行っていた道内板金業界も季節を問わずに本州各地に進出する時代の変り目に来ているかもしれない。その日の来ることを準備して「熱中症」の理解と対策を今から講ずる必要があると考えます。          佐藤

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